国際乳房炎会議の2018年度定例会議がアメリカ・アリゾナ州にて1月30日~2月2日まで開催されました。世界中からおよそ400人の参加者が乳質に関して議する場となり、デラバルからも乳質分野に従事する社員も会議に参加しました。
最適な乳質を維持しながら高いミルク生産量を実現することは現代の酪農家にとって難題ではないはずです。長年に渡り、生産者によって科学的に実証された知識や経験があります。
国際乳房炎会議の開催により、最適な乳質を維持しながら高いミルク生産量を実現することは不可能ではないことを私たちに改めて周知する良い機会となりました。国際乳房炎会議にて5点計画(現在、過去、未来の戦略)が策定され、会議でのメイントピックの1つとなりました。
- 搾乳後の乳頭の消毒
- 包括的な乾乳牛の治療
- 泌乳期の臨床治療
- 搾乳機器の適切なメンテナンス
- 問題のある牛の淘汰
デラバルの乳質分野の社員もプレゼンテーションを行いました。
- 事例研究:殺菌力を保持する酸
- 適切な洗浄と乳質基準
- VMSにおける搾乳前の乳頭洗浄時の界面活性剤有用性
- 乳頭殺菌を実施していなかったVMS農家が乳頭殺菌を使用したことで乳頭の状態が著しく改善
- パイプラインに付着した生体膜の影響、低温での乳タンパク質の除去
次回の国際乳房炎審議会は6月に開催されます。